snoozer廃刊


音楽雑誌「snoozer」に関するたいせつなおしらせ — リトルモア


またひとつ青春の1ページが幕を閉じるか。


snoozerが創刊した時、僕はまだ17歳だった。
トムが表紙の創刊号を、近所の本屋で立ち読みしたのを覚えてる。
それから1年ぐらいして、友達が買い始めたのをきっかけに、毎号買うようになった。
家で、学校で、隅から隅まで文字を追っていった。
18歳になり、今は亡き新宿リキッドルームにせっせと足を運んでいた。
初めて行った club snoozer は、確か mover がゲストだったかなぁ。
まだ大味な曲ばかりがかかっていた時で、無邪気にただただ、騒いでいたっけ。
それで、帰ってから、気になった曲をネットで友達と探したりして。


自分の中での洋楽と邦楽の垣根を壊してくれたもの snoozer だった。
あ、聴いてもいいんだ。って。
UKロックばかりを聴いてた自分にとって、それが当時の素直な気持ちだった。
で、近所のTSUTAYAでスリーアウトチェンジを買って、毎日のように聴いてたっけ。


自分の20歳ぐらいまでの音楽生活は、snoozerと共にあったと言っていいと思う。


だんだんと自分とはモードがズレていくにつれて、次第に買うのをやめ、
目を通すのは年間ベストぐらいになってしまっていたけど、最近は、
書店に並んでいたら、目を通すぐらいのことはしてた。
まぁ、昔とは違って、ただ単の情報としてね。
でも、こんなに一生懸命読んだ雑誌は後にも先にも snoozer だけだと思う。


節目の時は必ず書いてきたような気がするけど、
ナンバーガールが解散して、リキッドルームがなくなって、club K も終わって、
スーパーカーも解散して、今度は snoozer が終わるか。
ってか、もう残ってるものなんて何もないのかも。
残っていてほしいなんて、ただの部外者のエゴでしかないのかな。