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altra2008-07-29

[2日目] 起床 〜 温泉

正直昨日のマイブラで70%〜80%ぐらいは使ったので、足にキてる。
今日も9:00に起きる。
パンを食う。またホイップとチョコたっぷりで。


それから温泉探しの旅に出る。
今年は車を使わないってことで、歩いて行けるところで温泉を探すことに。
やっぱり目立つところはどこも1時間待ちとかなので、
ちょっと遠くまで歩いたら、空いてるところを発見。
まぁ、普通の民宿の風呂だったので、広くはないけどさっぱりできた。
そこで昼飯のビーフカレーを食うことに。
以下、宿の夫婦と友人Tとのやりとり


友人T 「ハーフカレーってありますか?」
おばさん「???」
友人T 「あの、半分って意味なんですけど・・・・」
おばさん「あぁ!いやぁ、大盛りならできるけどねぇ!」


そんなに腹の減っていないTは少なくてよかったみたいだが、
仕方がなく普通サイズのカレーを注文。
ここでは注文を取るのはおばさんだが、作るのはおじさんがやっている模様。
で、しばらくしてできあがったみたいなのだが・・・。


おじさん「あい、お待ち! お腹空いてると思ってさ、大盛りにしといたよ!!」
友人T 「あ、ありがとうございます!・・・・」


何も事情を知らないおじさんは気を利かせて大盛りにしてくれたらしい・・・が、
半分でもよかったのに大盛りが出てきちゃったTに、僕と友人Iはクスクスと笑いが止まらない。


友人T 「オレ、反射的にありがとうございますって言っちゃったよ・・・」


のどかな一日の始まり。
食事を終え、曽我部を見るためにオレンジに向かったのは、
もうとっくに1時を回っていた。


[2日目] 鈴木慶一 feat.曽我部恵一 (orange) 〜 stone circle etc...

曽我部は一曲だけ持ち歌の「浜辺」を歌ったっきりで、後はギターを弾いてた。
途中から山本精一が参加したことは覚えているけど、ほとんど寝てた。
それから去年楽しかったストーンサークルに行ったんだけど、時間が合わずに断念。
ここで熱中症かなんかで倒れている人が。
大将もいて何だか深刻そうだったけど、大丈夫だったかな。あの人。
それからホワイトに移動して the zutons をちょっと見て、またオレンジに移動。
たぶん、この時間は見るものがなくてさ迷ってたんだと思う。


[2日目] janet klein (orange)

今年ってプライマルはしょうがないとしても、同じアーティストが
複数のステージに渡って出演するのが本当に多かったと思う。
このジャネットもそう。
2日目のオレンジと苗場食堂、そして3日目のアヴァロン。
でも、そういう人たちって音楽の良さで人を引き付けられる力を持っている。
事実、開演前はすっからかんのオレンジだったけど、最終的に結構人が集まってた。
苗場食堂はアンダーワールドと被ってたので見れなかったけど、3日目のアヴァロンも
この音に誘われて立ち止まってく人がすごく多かったように思う。


1920年代の古き良き時代の音楽。
聴く人や場所を選ばない、人を幸せにする音楽。
人を笑顔にさせる音楽。
3日目参加のHちゃんは「ディズニーランドみたいー」と。
連れの中では、マイブラアンダーワールドと並んで誰もが認める別格の存在として
ベストアクトの選考対象外になりました。
ジャネットはジャネットでしかないということで。


ハッピー!!


[2日目] gogol bordello (white)

この日ってジャネットとアンダーワールド以外はまともに見てないから、
アーティスト名書く意味があんまりないかもしれない。
これはキャンプサイトの隣にいた外国人に教えてもらったアーティスト。
うちらが「今日はアンダーワールド見る」と言ったら、
「shouting lager lager lager?」と歌いだした。
born slippy は万国共通みたいだ。
で、向こうの目当ては、
gogol bordello is great. spanish band.」などと教えてくれた。
確かにアゲアゲのバンドだったが、いかんせん昨日のマイブラの影響で
アンダーワールドまで体力を温存しておかねばならず、体力があったら
絶対踊ってたのにな〜ってバンドで、夜のパレス・オブ・ワンダーにも出るから、
そこで見ようかなーって思ってたけど、それはかなわず終わりました。
またフジに出ることがあったら見たい。


それからホワイトに留まってくっちゃべってたら、いつの間にかバースデイが始まってた。
友人たちは、始まるまでチバのバンドだとは知らなかったようで、ミッシェル世代には
全く浸透してないんだなーと。
ホントはマーク・スチュワートもちょっと見たかったんだけど、やっぱりこの日は
アンダーワールド一本に絞って早々にグリーンに移動した。


[2日目] underworld (green)

始まる前から異様なムード。
だって、もうすぐアンダーワールドなのにSEがダブなんだもの。
ここで酒を入れ、たばこを吸い、準備万端。
最初は新譜からの曲ということで、しっとりとした感じだったんだけど、
king of snake 辺りからはもうアゲアゲで moaner や rez や two months off とか連発。
で、完全にイっちゃってる連れは「シャウティンラーガ」がツボにハマったようで、
全然関係ないとこで、「shouting lager lager lager」と歌い続ける異様な集団と化していた。


まぁ、いつものことなんだけどね。
周りで反応してくれたのは、一組のカップルと男の人ひとりだけ。
いやぁ、でも楽しかったな〜。
終盤で born slippy が来たときのカタルシスといったらなかった。
どんだけみんなで「shouting lager lager lager」と叫んだことか。


途中でjumboのギターが入ってきた時は「もうやっちゃうのかー」と思ったけど、
最後の最後でjumboが来た時には、もう完全にわかってるなと。
以下、'03の時のレポ


underworldは21時半スタートということで20時半ごろ退席。グリーンに向かう。
PAモッシュピットゾーンの真ん中ぐらいに位置取る。それにしても人が全然いない。
私的史上最小のトリグリーンステージの人数か? 
と思っていたがしばらくして後ろを振り返ってみたら、
いつのまにやらかなりの人数が集まってきていた。


かなり待たされたけども既にSEがかなりのダンスチューンだったせいで、
早くもライブ前からグリーンステージは巨大ダンスフロアに。
2人の登場で会場が湧き上がる。
まずは手始めに軽く2曲。新譜の曲かもしれないけどTMOしか知らないので他の曲は知らない。
でもかなり楽しい。ここぞとばかりに踊る踊る。。雨なんか気にならない。
3曲目“cow girl”のイントロだ。
Mが「rezrez?」「いや、まだだろ」と余裕ぶっこいてたらホントに来た。
もう来ちゃったよ! こんな早くに?! いいの? 


ここで奇跡が起こる。


何となく上を見ると、今日この時まで一時も途切れることがなかった雲に晴れ間が!!!


すげえ!! いつの間にか雨は止んでた。
何とか☆見えないかなあとその後しょっちゅう空を見上げてたけど、
星が見えるまでには至らなかった。
流れ星が見えたのはいつだったっけか。
この後M6まで代表曲連発。もうこれでもかっていうぐらい踊らされた。


そして名曲“jumbo”


さっきまでのアッパーなダンスチューンとは打って変わって、
会場を埋め尽くすオーディエンスも、
このゆったり落ち着いた美しい曲のリズムに、体を預けるようにして踊る。
まるで高木正勝の映像のように、優しく暖かで、そこだけ時が止まっているかのような、
花火が爆発して方々に散っていく瞬間の連続が次から次へとスクリーンへ映し出される。
その映像に溶け込んでいくかのように絶妙に響き渡る後半のシンセ。
この日唯一のリズムレスの瞬間は、誰もがダンスを止めて、足を止めて、
その音に、映像に、そしてあの空間に浸っていた。


あの瞬間だけは。


どこまでもイノセントで。


屈託のない笑顔で。


ハピネス。


フジロック最高の瞬間を迎えた後は、何となく中だるみ。もしあそこで終わっていれば、
間違いなく'98のBECKを抜いて私的フジロックオールタイムベスト1位になったのに。
って決して内容が悪いわけじゃないんだけど。結局あの曲を期待してしまうわけで。
jumboから3曲も挟んでしまったっていうのがちょっとアレだったな。
しかも、今回は'99の“born slippy”“rez”'00の“虹”で感じた、あの天にも昇るような、
このまま音と一緒に溶けて消えてしまいたいと思うような、あの高揚感はなかった。
ま、あのイントロを前面に押し出すようなミックスではなかったのが
いちばん大きいんだろうけど。
ま、でもいいかぁ、って帰ろうとしたらアンコールで“moaner”。
最後だからめちゃめちゃ踊りまくった。これでなんか全部帳消しになった気がする。
すっきりして終われた。

こうしてアンダーワールドで全てを出し切り、最後に連れと逸れ、パレス・オブ・ワンダーに立ち寄るも
やはりもう足にキていてテントに戻る体力しか残っておらずにすぐ退散。
しかし、腹が減っていたので何か食いたいと思うも、POWは人だらけ。
キャンプサイト橋手前の屋台も人だらけ。
最後の望みでキャンプサイト前の苗プリ屋台でカレーにありついた。
そういえば、あの時のお姉さん*1にお礼を言うの忘れた。
あんな時間まで働いていて、御苦労さま。そしてありがとう。


*1:つっても年下だろうけど