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’08 fuji 1

[1日目] 出発

最終的に出発できたのは深夜1:30。
途中でコンビニやSAに寄りつつも駐車場に到着したのは4:00。
もうこの時点で朝ですけど。空が明るくなってきてますけど。
そこからキャリーカート2つ使って荷物を運ぶんだけど、これがまた遠い。
先にチケットをリストバンドと交換しないとキャンプサイトには入れないので、
換券所に並ぶんだが、こんな時間でも結構人が並んでる。
しかもスタッフは2人で対応してるから遅い遅い。
15分ぐらい待ってようやくリストバンドゲット。


で、キャンプサイト前に来たのはいいものの、今年は場所取りをしてない。
いつもはC辺りに張ってるんだけど、この時間じゃ奥まで行かなきゃダメだろう
ってことで、新しいルートのEサイトを目指すことに。
こっちのE,Fサイトはいつもの入口じゃなくて、もっと奥の苗プリ寄りのルートから
入る場所で、道も広いし人も少なそう。なんて思ってたら進めど進めどテントを張る場所が
全然見えてこないわ、坂はかなりの急な斜面でキャリーで登るの大変だわで、始まる前から疲れた。
んで、Eだと思って張ったところは、実はFだったりとかね。
ただ立地条件はかなりよく、トイレに近いし、平地だし、風通しがよく涼しいと文句なかった。
何だかんだでテント張って、酒を飲み、眠りに就いたのは朝の6:00だった・・・・・。


[1日目] 起床

起きたのは9:00。
ただ何度も寝たり起きたりを繰り返したので、ほとんど寝てないと言っていい。
天気は晴れだったので、さすがにこの時間では暑くて寝れない。
朝食にパンを食う。ホイップクリームとチョコレートをたっぷりかけて。
それから酒を飲み、しばらくイスに座ってのんびりとした時間を過ごす。
最初、中山うり原田郁子の流れで見ようと思ってたんだけど、
ようやく出発したのが11:00を過ぎていて、いきなり予定が狂う。
ま、ここんとこいつもこんなんだけどね。
ゲート前で写真を撮る。


[1日目] midnight juggernauts (red) 〜 原田郁子 (white)

チラ見程度にマーキーに行って、MJを2、3曲見て、ホワイトに移動。
思えばマーキーに入ったのは、今年はこれが最初で最後だった。
大統領も見たかったけど、*1やっぱり原田郁子は逃せないと思って見に行ったけど、
ちょっと時期が遅すぎた。
自分の中で原田郁子がいちばん盛り上がっていたのはピアノの時期だったので、
もうかれこれ3、4年前のことだろう。
その時はずっとソロで見たいと思ってたのに、ソロでは来ずクラムボンで来たりとか、
フィッシュマンズで来たりとかで時が過ぎて、ようやっとソロで来たと思ったら、
もう完全にモードが違っていたという。ピアノからは1曲もやらなかったし。
そんなこんなで眠たくなるステージだった。*2


ダニに噛まれた可能性のある痕を発見。
早速救護テントに行く。
行ったら正体不明だと言われた。
いや、でも長袖着て虫よけリングもつけてやられたんじゃもうどうしようもないよね。
数年前に足をやられた時程ではなかったのでよかった。


[1日目] くるり (green)

最近のくるりは全く知らないので、全く期待することなくオアシスに飯を食いに行く。*3
したら、聴こえてきたのは「ワンダーフォーゲル」。
ちょっと小躍りしながらも、飯を食っていたら、聴こえてきたのは「虹」!!
往年の名曲連発に、友人の見ていた場所まで戻る。
それからも、「東京」*4「ばらの花」とツボをつく選曲。
またメガネをかけ直した岸田と、佐藤の「パーッパー」のコーラスに何かが込み上げてくる。
自分にとってくるりとはあの佐藤の「パーッパー」なんだろう。
何年かに一度、あの「パーッパー」を聴いて確認する。
あの時代の唯一の生き残りである彼らと僕との関係はたったこれだけなんだけど、
それでも、あの「パーッパー」を聴くたびに、胸がいっぱいになるんだろうな。
非常によかった。
個人的ベストアクトかもしれない。


[1日目] travis (green)

次まで時間があるので、ところ天国の川でちょっと休憩。
そういえばgonchanを持って帰ってくるの忘れた。*5
ってかあんな重いの持ち歩くの邪魔でしょうがないか。
で、ボードウォークでグリーンまで帰ったらちょうど travis
僕が知ってる travis 人気でいったら bloc party の前なんて考えられないんだけど、
今はこんなもんなんだろうか。トリでもおかしくないって感じなんだけど・・・。
the man who から3曲ぐらいやったのでよかったんではなかろうか。
雨が降ってきたときの「why does it always rain on me ?」の
会場全体のジャンプはすごかった。


[1日目] bloc party (green)

オアシスに行って休憩。
gossip がやっていたのでちょっと見たかったが、グリーンに戻る。
ここでも時期を逸した感のあるバンドの登場。
2ndもアルバムとしてはいいけど、やっぱり個々の楽曲では1stに及ばない。
ってか bloc party ってフジの客層には全然人気ないんだな。
前の方にいたんだけど、全然スカスカだった。
ただ個人的にはやって欲しい曲はほとんどやってくれたので満足。*6
最後の最後で helicopter やったのは ash が girl from mars やったのを彷彿とさせた。
この曲やんなきゃ終われないだろうみたいな。


[1日目] ego-wrappin' (white) 〜 mice parade (heaven) 〜 kasabian

bloc party が終わってホワイトに向かって歩いていたら、聴こえてきたのは
シンディ・ローパーのカバー「girls just want to have fun」。
これがめちゃめちゃよかった。音だけだけど。
まぁでもしょうがない。
ここの時間帯は bloc party(green)、 ego-wrappin'(white)、 ozomatli(orange)、
sunshine love steel orchestra(avalon)、と被りまくりだったんだから。


ボードウォークでヘブンに向かう途中で聴こえてきた音は非常に気持ちよかったんだけど、
ヘブンに着いたらリズムが入ってちょっと違うことになっていたので、オレンジへ行って飯を食う。
で、ホントはキャンドルを待ってたんだけど、もうあまり時間がないと思って、グリーンへ戻る。


マイブラまではまだまだ時間があったけど、今年はこのために来たんだからともう
kasabianの最中から前方に行くためのポジション取りを実行。
昔はプライマルのケヴィンを見るためだけに、コールドプレイから前に居続けたんだっけ。
で、終わったと同時に前方の入口に移動。
無事に入場。


[1日目] my bloody valentine (green)


next up 「my bloody valentine


別に1時間の待ち時間も長くは感じられなかった。
きっちり時間通りに彼らは現れた。
青を基調としたライトをバックに「I only said」でステージは幕を開ける。
恐らくフジ史上最も前方*7だと思われる場所にいた僕は、いきなりモッシュに巻き込まれる。
こういう感じでライブを見るのは何年ぶりなんだろうか。
そしてこれが恐らく最後だというのがマイブラというのも悪くない。


曲は淡々と進んでいく。
別にここが苗場だろうと何だろうと、コルムは時間通りにカウントを刻んでいく。
メロディーはテープに任せっきりで、ひたすらストロークを続けるケヴィン。
ビリンダなんて弾いたり弾いてなかったりだし。
声を聴かせようという気が全くない。


この人たちは一体何を考えてるんだろう。
何を考えて20年近く公の場から姿を消し、突然また人々の前に現われて演奏してるんだろう。
何を考えて15分もノイズパートを作っちゃって延々とノイズを出し続けるんだろう。
正直見た目はピンクをバックにしたアーティスト写真と何ら変わっていない。
あの時と何も変わっていないまんまフジのステージに立っている。
曲を演奏している。
この前出したっていっても何も不思議ではない曲たちを。


この感じは何なんだろう。
これが20年近く眠っていたバンドなんだろうか。
これだけ映像と音がリンクしてるバンドなんて、今までなかったぞ?
アクトで言ったら、ケミカルのライブ時のあのカッコいい映像と何ら遜色ないぞ?
最後の「feed me with your kiss」「you made me realise」なんて何だあれは?
完全にパンクだ。



他のバンドは一体何をやってたんだ?



そんなステージだった。
泣く。とかではなかった。
いや、正直あんまり覚えていない。
昔を思い出して泣きそうになったかもしれない。
とにかく、言葉では表現できない。
ので、これ以上書くのはやめよう。


この日はこのまま帰って寝た。
電気もsugiurumnも見ずに、まっすぐ帰って寝た。

*1:radiostar やらなかったらしいので、別に見なくてよかった

*2:いや、これはいい意味で

*3:集客が多いアクトの時に行かないと混むので

*4:ま、これは毎回聴いてるような気がするけど

*5:最終日とかだったらいいみたい

*6:little thoughts と I still remember やらなかったけど

*7:これまでは'98のbeckがいちばん前