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’06 fuji field of heaven of fishman


[3日目] 朝

この日も前日と同じコース。ただ食事はコンビニで済ます。
そういえば、昨日はブランチ以外食事をとってなかったんだった。
どうりで腹が減っていたわけだ。
前2日間とは違ってこの日は晴・晴・晴。
曇りでさえちょっと日焼けしたっていうのに、こんな直射日光が当たっちゃたまんない
ってことで、温泉から上がったらすぐに日焼け止めを塗りたくる。
そして、rinoserose に間に合うように昨日よりは早めに出発。

[3日目] rinocerose

フジに行く直前の会議で初めて知ったバンド。
いきなりアフロのやつが出てきたと思ったら、声がすげぇキュートで・・・・
ってあれ男か・・・・・。
でも、何だか楽しくて踊る踊る。
途中でゲストに元ライドのマーク・ガードナーが出てきて一曲披露。
今年のフジでつくづく思ったことって、ホントみんな年とったなってこと。
特にこのマーク・ガードナーは当時のアイドルっぽさの面影もなくなってた。
最後にまたアフロが出てきて、大盛り上がりで終了。
今回のアクトではかなり上位に入るね。

[3日目] フィッシュマンズ

まだ演奏開始には時間があったけど、今回のメインなので rinocerose から即移動。
しかし見事に民族大移動にハマり、ホワイトからのボードウォークが渋滞で進まなくなるなんて異常事態発生。
ボードウォークがこんなに混んだのは初めて。
時間的に結構早く着いたと思ったけど、ヘブンはもう結構な人で埋まってた。
やっぱみんなフィッシュマンズ見たいんだね。
去年のライブ見れなかった人も多かっただろうし。


そしていよいよお馴染のメンバーが登場して、
しょっぱなやったのは 「go go round this world!」


ああ・・・やっぱこの演奏隊はフジに合うなぁ。
続いて出てきたのは原田郁子で 「weather report」


あ、やっぱり? みたいな。
去年のライブで感じた不完全燃焼はちょっと改善されて、この日は気持ちよく歌いきってた。
次は bonobos で 「感謝(驚)」
この人の場合はカバーというよりは、最高級な贅沢に浸れるただのカラオケなんじゃないかと思えてきて、どうも・・・・・。
楽器を持たないで歌う他のボーカリストたちも一緒っちゃぁ一緒なんだけど、
この人の場合は何か立ち位置が違うような気がするんだよなぁ。


そんなわけで、去年のライブと構成は一緒。
ただ時間の都合上ひとり一曲ずつに縮小されて、且つゲスト人員も減ったって感じかな。*1
だから、ちょっと新鮮味には欠けるな〜って思ってたら
次は東京公演にはいなかったキセルで 「IN THE FLIGHT」


やられた。
これがものすごくよかった。
「IN THE FLIGHT」 ってこんないい歌だったっけ?って。
あの兄弟が歌う、途切れそうなほどか細い、だけど芯の通ったボーカルに心震わせられた。
不覚にも泣きそうになってしまったよ。
今回のベストアクトはここだったかもしれない。


期待してたUAは 「頼りない天使」 やらなかったし、ポコペンは全然喋らずに掃けてしまったし、
ラストの永積は今回はキセルのおかげでまたもや影が薄くなってしまった感じ。
今回のフィッシュマンズは 「IN THE FLIGHT」 に限る。
あの曲が聴けてホントによかった。


確かにフィッシュマンズとしてはヘブンでやるのがいちばん似合うとは思うんだけど、
やっぱりグリーン辺りでのんびり聴きたかったかなぁ。
なんて愚痴のひとつでも言ってみる。
だって、曲間に茂木が 「みんなもうちょっと前に詰めて」 みたいなこと言ってたし、
やっぱ入場規制とかなってたんだろうか。


ただ今回で感じたのは、これ以上フィッシュマンズとして
活動していくのには限界が見えた気がするってこと。
これ以上この形でライブを続けていっても飽きるだけだし。
すごく惜しいんだけどね。
このメンツの演奏はすごく好きだから。
でも、茂木*2が本気で現在進行形のフィッシュマンズ
突き進める気がないんだったら、もういいんじゃないかと思う。

[3日目] BUFFALO DAUGHTER

一旦アヴァロンで食事休憩をとったあと、ホワイトへ移動。
いろいろ迷ったけど、バッファローならハズレはないのでホワイトに留まる。
しょっぱなムーグがボーカルとってて 「これが新しいバッファローか?」 とか思ったけど、
その後はいつものバッファローで、安心して気持ちよく踊れた。
でも、やっぱドラムはアツシがよかったな。
もう完全にザゼンに集中しちゃったのかね。

[3日目] SUPER FURRY ANIMALS

この辺から日本酒を入れる。
rings around the world をやったことぐらいしか覚えていない。
って基本的に最近のSFAってあんま知らないんだよね。
something for the weekend *3 とかやって欲しかったな。
最後に政治的なメッセージがステージに映し出されたけど、どんなだか忘れてしまった。

[3日目] MOGWAI

フジでは3回目のモグワイ
前回のホワイトでは轟音バリバリでわけわかんなかったけど、
今回はすごくバランスよく聴こえた気がする。*4
モグワイも最近の曲はあまり知らないんだけど、なかなかよくて
このまま普通に終わっても満足だったのに、最後の最後で「helicon 1」!!!
いやー、ここでやってくれるとは。
何かすごく感慨深いものがあった。
いろんなことを思い出したのか。
いや、頭の中に何かの映像が思い浮かんでくることはなかったけど、
当時の空気をこの胸で感じながらあの轟音に浸っていたんだろうな。

[3日目] レッドマーキー

この日もぐるんぐるんに酔っ払っていた友人をマーキーまで支えて運ぶ。
ホントに酔っ払っていたため、アシードの人が集めたであろうペットボトルの山だとか、
これもまたアシードの人が集めたであろうゴミの山だとかにとにかくツッコむ。
とりあえず、ペットボトルの山は普通に痛かった。
そんなわけで、彼は早々にテントへ退散。
昨日の雪辱もあったし、今年こそは最後まで頑張ろうとは思ってたんだけど、
期待してた nightmares on wax は何だかゆるゆるで、その後のマーキーも
ゆるいヒップホップというかレゲエというかそんなんで、全然踊る感じではなく、
最後の救いを求めて行ったパープルヘイズはトランスだし、パーカーを着てても
もう寒さが限界に来たので、これにて退散。
ホントの最後にパレス・オブ・ワンダーをも覗いてみたけども、特に。
こうして3日目最後の夜は終わりを告げた。

[最終日] 帰路

先に起きていた名古屋組と別れを告げる。
'99年から活躍していたテントもとうとう限界が来たみたいで、骨が折れてしまっていた。
ありがとう。今までよく頑張ってくれたよ。
それからきれいにテントをたたみ、キャリーカーを引いて車まで。
今年は駐車場がAだったので、ホント楽だった。
こうして会場には別れを告げ、高速に乗るまでにどこか食べるとこを探すことに。
よく考えたらまだ12時前だったし、田舎の食堂なんてどこも開いてなく・・・・・。
ようやく開いてるとこに行ったんだけど、ここが大当たり。
茶店のような雰囲気の店内にある円卓でみんなで昼食を囲み、
てんぷらとうどんとそばを存分に味わった。
フジの締めとしては最高の場所だったな。
また車で行ったら、ここに寄りたい。

*1:さすがに山崎まさよしは今回は不参加

*2:一応、現在フィッシュマンズのメンバーは茂木だけだから

*3:だっけ?

*4:酔ってたので、気がするだけかも