the wild bunch / story of a sound system mixed by Dj milo The Wild Bunch - The Story Of A Sound System Mixed By DJ Miloアーティスト: Wild Bunch出版社/メーカー: Strut発売日: 2002/11/12メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る


massive attack の3人が結成以前に在籍していたブリストルの音楽集団。
実は'86に一回 wild bunch として来日してたり、
TMのアルバムにも参加してたりするらしい。*1
パンクが残した土壌に育った混沌がやがて黒い物体となって
世に放たれる以前の灰色に渦巻く若者たちの群像。


昔タワーで見かけたけど買いそびれたのを amazon で探してみたらもう在庫切れ。
ちょうどマーケットプレイスで1枚出てたのをクリッククリック。
調子に乗って買ってみたけど、M10までは何だか退屈。
肝心の wild bunch も別にどうってことない。
それよりかM11以降から始まるベースをブィンブィン言わしてる一連のパーティーソングの方が全然いい。
ってかこっちの方がメインみたいな感じで、ヒップホップ→完全にソウルに移行してしまうという
あまりの変わり様に、途中から「これ何のCDだったっけ?」と、もはや wild bunch なんて名前は
どっかに行ってしまっているような繋ぎは、別にキライじゃないな。
最後の最後でやっとこさ wild bunch のちゃんとして音源が出てくるんだけど、*2
もっとちゃんとした形で出してはくれないもんなのかね。
ま、想像していたものとは全然違ったけど、これはこれでよしとする。


ってここまで書いてて、解説読んで気づいたんだけど、
音源はシングル1枚しかリリースしてなかったのね。
それも活動の集大成にレコーディングされたのが the look of love だったわけだ。
要するに the wild bunch ってことばは彼らの活動自体を指していて、
その時の空気を詰め込んだのがこの1枚のアルバムだったってわけだね。
なるほど。
最初からこのCDの趣旨をまるで理解してなかったってことだ。
それを踏まえてもう一回ちゃんと聴いてみることにしよう。

*1:3Dのラップが聴けるみたいだ

*2:しかもマッシヴへ繋がる道がはっきり見える曲。それ以外の wild bunch 名義はライブ音源の断片で、このCD上ではインタールードでしかない