2日目

the inside of purple haze

[2日目] テルメ


昨日*1寝たのは4時ごろだったと記憶してるけど、
6時過ぎには風呂に行くというので起床。
いつものように車でテルメへ。こんな早い時間なのに、結構な人。
食堂では座布団を布団代わりに寝てる人がチラホラ。
いやー、さすがにここで寝ちゃダメだよねぇ。
店の人も、ココに来る人たちも困るだろうに。
さっぱり露天風呂の後は、ごはんの多い定食で腹を満たし、テントへと戻る。
歩き組の風呂帰りを待ちつつテントでひと休み。
しかしこの日は昨日と打って変わって朝からいい天気。
日差しが強くてテントの中は暑すぎて寝られず。
そして歩き組みと合流し、11時過ぎにマーキーへ。


[2日目] juliette & the licks feat.juliette lewis@red marquee


ジュリエット・ルイスと言えばギルバート・グレイプの印象が強い自分にとっては
衝撃的なライブだったように思う。ま、あの映画が好きだった高校時代からはだいぶ時間が経ってるし、
遠目だったんで、顔がはっきりとは見えなかったから、ジュリエット・ルイスを見たという印象は
あんまり残ってない。ま、それだけ衝撃的だったんだけども。
正直僕の知ってるジュリエット・ルイスはあそこにはいなかったように思う。
きっと別人だったんではないかと今でも思ってる。
あそこにいたのはコートニーも真っ青なアバズレ女だった。
バンドも映画から出てきたようなその日暮らしの雰囲気がよく出てたし、
大体曲調が全部一緒で、超コテコテのアメリカンなロックンロールだった。
New Song とか言われてもさっきとどこがどう違うのか聞き分けるのが困難なぐらいで・・・。
もう曲調とか関係ない。基本的に勢いだけ。
このバンドはジュリエット・ルイスの憂さ晴らしのためだけで成り立ってるように思えてならない。
残り2曲ぐらいで途中退席。


[2日目] ドラゴンドラ


ジュリエット・ルイスが終わり、みんなと合流。
今回初のドラゴンドラ
初日に行ったっていう現地組は全然人がいなかったと言ってたけど、
最終日のこの日は大盛況だったようで。
近年稀に見る混み具合。ちょっとこれ混み過ぎ。
しかも何だか余計なアトラクションが増えてたりで、ちょっと違うことになってた。
とりあえず、レストランに入って食事。
カレーは前より全然うまくなってた気がする。
そして、ここでもUSEのメンバーを発見。
帽子にヒゲの人と黒い服着た女の人。
いやーこの人らは自由だなぁ。
そうこうしてるうちにもう時間は2時。
はじめて来た時のあの印象はもうなくなってしまってたし、
いつものお姉さんは今年はいなかったし、もはやここに求めるものは何もないかもしれない
ということでエゴ・ラッピンに合わせてさっさと帰ることに。


[2日目] ego-wrappin'@green stage


見るかどうか迷ってたけど、ちょうど見れる時間に帰ってきたのでせっかくだから見ることに。
帰りのドラゴンドラの中から聴こえてきたのは予想通り新譜からのカサヴェテス。
その次の曲を聴きながらグリーンまでの道を歩いてたんだけど、次に聴こえてきたイントロが
なんと絶対に聴きたかった moonlight journal !! それから走ってグリーンまで行ったので
何とか半分ぐらいはちゃんと聴けた。まさかこの曲をやってくれるとは。
それからまたしても予想通りのdog smokie。この曲は真昼間によく似合う。
しかし、予想に反して人は少なかった。一昨年は確かマーキーで入場規制になったぐらいだったのに。
くるり目当てと思われる人たちが結構前の方で座り込みしてた。
エゴ・ラッピンってもっと人気あるのかと思ってたらそうでもないんだなー。
フジ的な人気はこんなもんなのか。
この分じゃ今後も夕方以降のステージは見込めないような気がする。
今年でそれははっきりしたんじゃないかな。
その後 love song をやって、ラストに知らない曲をやって終わり。
byrd も 官能漂流 も聴けなかった自分にとっては不満の残るなステージだった。
ってか時間短いよ。1時間以上はやって欲しかった。


[2日目] くるり@green stage


何だか疲れ果てて動く気もしなかったので、別に見る気は特になかったくるりでも聴こうかとグリーンで待機。
待機というより、完全に休憩。
気がついたら始まってた。そしてばらの花を聴きながら夢の中へ突入。
他の曲は何やってたのか知らない。
で、くるりがやってる内にホワイトに移動しようと思って動き出したら東京のイントロが!!
何だかギターの人のが目立ちすぎてちょっと・・・・・だったように思う。
しかし、よくよく画面見たら岸田がメガネを掛けてない。
デビューしてから一貫してメガネを通してきたアーティストにとって、
ここでメガネを取るということがどれほどのことか。
あとで知り合いに聞いてみたら、あじかんと被るからメガネ外すことにしたんだとか。
ってか、それが理由なんだ。何だかなぁ。


[2日目] doves@white stage


royksoppまでの暇つぶしだし、poundings聴けたら帰ろうと思ってたらしょっぱなpoundingsやっちゃったよ。
ま、これだけで帰るのも何だし、次の曲もなかなかよかったのであと2,3曲聴いて帰ることに。
もうちょっと聴いてたかったけど、今回のroyksoppは外せないのでさっさと退席。


[2日目] songs of freedom 3 / v.a


今年もラーク買ったらCDもらえるっていうんでラークなんて吸わないけど、3箱も買った。
しまった、誰かにあげればよかった。このままじゃゴミ箱行きだ。
3ってことは2年前からやってたんだな。多分。
初回を逃したってのはちょっと悔しい。なかなかいいコンピシリーズなだけに。
非売品だからもう手に入らないし。


[2日目] royksopp@red marquee


マーキーに行ったらちょうどみんな集まってたところだった。
フジってひとりで行動しててもどこかで合流できるもんなんだよね。
そしてみんな合流したところでroyksoppがちょうど始まった。


royksoppのライブっていってもあんまピンと来なくて、
普通にラップトップでやるのかなーとか思ってたら、そんなことはなくて
左の人は激しく電子ドラム*2叩いてるし、両方とも普通にうたってるし、
結構生な感じがして気持ちいい。やっぱroyksoppは気持ちいい。
途中からゲストのジェシーも参加。
もっと上品なライブなのかと思ったらかなり踊れる。ダンスが根底にある。
ってかヤバかった!! royksoppヤバかった!! 予想以上の盛り上がりで踊りまくった!!
普通に飛んでた気がする。会場も蒸し風呂状態でこのフジいちばんの汗の量。
セットリストもほぼ完璧に近かった。
しかも、まだトリでも何でもないのにアンコール!!
最後に戻ってきた poor leno*3 で昇天した。
いや、これはもう文句のつけようがない。
今年のベストアクトはroyksoppに決定!!


軽やかなのにアゲアゲ。
いや、アゲアゲという表現は相応しくないんだけど、アガるの。
vitalicってキカイの力に頼ってる感じが強くて、その凄い力で強引に持ってかれるけど、
royksoppは、何か、もう凄く自然体で音が鳴ってるの。
その場の空気に溶け合わさっていくように。
ちょっと切ないスペーシーな世界が広がっていくその空間の中で、
キラキラだったりピコピコだったりいろいろな空気が混ぜ合わさってゆく。
その過程で、スーッとゆるやかに入り込んでくるキックの熱さと言ったら!!
まるで北欧の地で強く強く灯り続けている炎のようだった。
こんな風に内側から突き動かしてくれる音楽が大好きだ、と改めて思った。


[2日目] the coral@red marquee


royksoppが終わって外を見たら、いつの間にか土砂降りになってた。
ここで明日仕事のAは帰ることに。
あーこんな雨の中バイクで大変だなー、とは思いつつも所詮は他人事。
とりあえずnew orderに備えて腹を満たすことにする。
コーラルをがっつり見ると真ん中に行った2人と別れ、
マーキーを出た4人は集合場所を入り口の横と決め、それぞれ飯を買いに行くことに。
で、戻ってきたはいいがMの彼女がどこを探しても見当たらないし、いつまで経っても帰ってこない。
ライブが始まりそうでかなりの混雑具合の中、気がつくと横をすり抜けてったのは何とバーニー!!
よくよく見るとnew order御一行ではないか!!
恐らくサイン会終わりでマーキーの裏を抜けてグリーンに向かったんじゃないかな。
そんなこんなでライブが始まってしまった。
ってかコーラルっていつの間にこんなビッグになったんだ?
まだアルバム2枚ぐらいしか出してないだろうに。
まともに聴いたことはなかったんだが、こんなにシブい曲をやるバンドだったとは・・・。
もうちょっと見てたい気はしたけど、迷子の迷子の子猫ちゃんを探さなきゃならんかったし、
さすがにちょっと込みすぎてきて、このままではnew orderに耐えうる体力まで
使い果たしてしまいそうだったので、ひとまずマーキーを出ることに。
したらそこにいたのは逆側の入り口でずっと待っていたというMの彼女だった。
ま、無事に見つかったからよかったとみんなでグリーンへ向かうことに。
その途中、酒を買ったりトイレに行ったりするために、
今度はあのひかりの下に集合しようってことになった。
で、みんな用事を済ませて帰ってはきたものの、またひとり足りない・・・・・・。
さっき迷子になったばっかりなのに、また迷子かい・・・・・。
類は友を呼ぶとはよく言ったものだが、ホントよくできた諺だよね。
トラブルメーカーの恋人はやっぱりトラブルメーカーだったよ。
トラブルメーカーにトラブルメーカーが重なったもんだから、
ひとつのトラブルに更に重なってトラブルを引き起こすからね。
全くもう君とはやっとれんわ。
と10分後ぐらいにMが探し出してきたら、普通にトイレ行ってたんだって。
トイレ行くだけでトラブルを引き起こしちゃうんだから凄いよね。


さて、そうこうしてる内にかなり時間を食ってしまったようで、もうすぐnew orderが始まりそうだ。
コーラルに残った2人がわかりやすそうな場所に陣取り、
バーニーがちゃんとできるか、ドキドキしながらその時を待つ。
大御所の大トリのくせしてオーディエンスに心配かけちゃう*4アーティストって
彼らぐらいなんじゃないかなぁ。というかバーニーただひとりなんだけど。
ま、そうじゃなきゃnew orderじゃないけど。
そしてそれこそがnew orderなんだけどね。

*1:というか今日、というかさっき

*2:なのか、アレ

*3:epleだったかも。この辺記憶が曖昧。何せ何も考えずに踊ってたので

*4:しかもちゃんと歌えるかとか、演奏できるかとかその類の心配