1日目

[1日目] 出発 〜 合流


夜がもの凄く暑かったせいであまり睡眠時間をとることができずに起床。
ネットでのいろいろなお天気情報にビビッて土壇場になって荷物を増やす。
性格上しょうがないんだな、これは。
駅まで自転車で行こうかどうか迷ったけど、帰りはまた去年と同じようにタクればいいやー
ということで、駅まで車で送ってもらい、いざ出発。
新幹線の切符を買ってなかったので、昨日早まった集合時間より前に東京駅に到着。
しかし、同行者とは連絡も取れず、来る気配もないので先に乗る。
で、1時間半ぐらいかかって越後湯沢に着いたはいいけど、階段の上までシャトルバスの列が!!
去年来た時は全然並んでなかったのに・・・・。
やっぱ始発で来るべきだった。
こうして僕はバスに乗るのに50分ほどの時間を要したけど、あとからきた同行者は僕が乗る直前になって
ひょっこり現れ、何食わぬ顔で僕の横に平然と並んだので正味5分も並んでないじゃなかろうか。
全くこの連中にはかなわないよ。


さて、いよいよバスに乗って会場に赴くわけだが、さっきまであんなに晴れてた天気が
だんだんと怪しくなっていった・・・・と思ったらトンネルと抜けた途端にいきなりの土砂降り!!!
もうバスのワイパーが全然追いつかないぐらいの降りっぷり。
こりゃ、一昨年以上じゃないか?
ってか、こんな降りじゃバスから降りることもできないよ?
会場に着くまでどうしたもんだと思いながら外を眺めていたけど、
会場に向かうにつれてだんだんと雨は弱くなっていった。
そして会場に着いた時には小雨に変わっていてひと安心。
ま、雨には変わりないので、ここで昨日購入したポンチョを早速活用。
いやー、やっぱポンチョだね。
足元はさすがにカバーできないけど、それ以外はほぼ完璧な雨対策。
それにしても、今年もまた明らかに雨対策してきてない人とか結構見かけた。
みんな天気予報とか見ないのかなー。
もはやフジは雨を降ることを想定してこなきゃダメなフェスぐらいになってるから。
山の天気は読めないから。いつ降り出すかわかりゃしない。


チケットを交換してテントまで以降と歩き出したら、もの凄い土砂降りに変わった。
さすがにこれはちょっとムリってことで一時避難するんだけど、
テントまでは行かなきゃどうしようもないってことで、
この土砂降りの雨の中をやっとの思いでテントまで。
テントに着いた時にはポンチョで覆えなかった手持ちのバックはもうずぶ濡れ。
これはもう中身をビニールで包んでなかったら完全にアウト。
'97がそうだったからこれは毎年欠かさずにやってるのでバックが濡れようが中身は大丈夫なようになってる。
テントには誰もいなかったので、みんな中村一義でも見に行ったんだろうと雨が治まるまでしばしの休息。
しかし、雨は一行に止む気配を見せないどころか強くなるばかり。
はっきり言ってこのままテントにいたら逆に辛いし、出れなくなるし、とにかく外に出ようと。
少しだけ雨が弱まった時にマーキーへ出発。まずは飯を食おうと。


この時は蒸し暑さが先行して冷たいものを食べたかったんだけど、冷麺を食べる気にもなれず
何だかわかんないけど、じゃーじゃー麺なんて買っちゃって、で、食べたらうどんに適当なひき肉
っぽいの掛けたようなので、ホントにうまくなくて、全然食べた気がしなかった。
フジで嫌なのはこれなんだよなー。ひと口目でもう500円損したかのような食べ物が結構あることだ。
冷静に考えると500円って結構高いからね。
だからなるべくカレーとかある程度計算できるものしか食べないんだけどね。この日はいきなり失敗した。
食事が終わったところでテントに戻るという同行者と別れ、現地組と連絡を取ることに。
ところ天国で待ち合わせということになってんだが、グリーンの道からしてすでにヤバい状態だった。
もう最初から足元はグッチョグチョのドロドロ。しかもホワイトへの道が異様に混んでるし。
普通ならアクトの終了時間とバッティングしないように*1ちゃんと計算して動くんだけど、
さすがに「あと15分後に集合」と言われたからには行くしかなかったわけで。
そんで見事に民族大移動に巻き込まれたわけだ。


そして数十分かかってところ天国まで辿り着いて現地組と合流。
サンボマスターを2,3曲聞いて、またマーキーに移動。
あれ? だったら最初からマーキーまで来てくれればよかったのに。
ホント何も考えてないからなー。


[1日目] pealout@red marquee


解散らしい。
そういえばそんな話を聞いていたような・・・・。
ま、あの頃のバンドではあるけど、あんまり知らないので大しては・・・・・。
よく考えたら爆裂世界だけはシングルで持ってたんだよなー。たぶん。
ここでpealout見なかったらずっと思い出すことはなかったかもしれない。


サウンドチェックですでにメンバーが軽く2曲演奏したんだけど、*2
正直あれで終わらせとけばよかったのになーとか思った。
せっかくこの2曲はよかったのに、いざステージが始まったら何だかよくわからず。
何せ爆裂世界しか曲を知らないんだから、しょうがないよなーと思いつつ、
pealoutらしからぬ壮大な曲を聴いて切り上げ、グリーンへ。
その後、爆裂世界はマーキーを出たら聞こえてきた。
僕とpealoutとの関係を象徴してるようだったな。


[1日目] asian dub foundation@green stage


別に見るつもりはなかったんだけど、みんな行くっていうし、GOFまでヒマだから久々に見ることに。
最近の動向は知らないから、何かえらくビジュアルが変わったような・・・・。
そういや3MCになったってニュースで見た記憶があったようなないような・・・・・。
それにしても、何だかえらく変わってしまったなー。
ディーダーがいた頃に強く感じた南アジア色*3は影を潜め、
今回見た感じでは中東色が色濃く出ていて、どうも受け付け難い感じだった。
エイジアンってこんなにヤバ目*4な雰囲気を漂わせてるバンドじゃなかったのに。
ディーダーが抜けて2MCになった時はそれほどまでは変わらなかったけど、今回のはちょっと・・・・・。
リズム自体は変わってないような気がするんだけど、
昔の曲をやってもこのメンバーじゃ心なしか破壊力に欠ける。
何より、どの曲をやっても何か肌に合わない感じがする。
あー、やっぱ僕にとってエイジアンってディーダーだったんだなー。
あの声がないと、体は踊れても、心が躍らない。


[1日目] gang of four@white stage


3人とも、3台あるマイクの内自分の行きたいところへ行って勝手にプレイ。
もう何ていうか、放し飼い。放牧。
しかし初期ジョイ・ディビジョンを思わせる無機質なビートを叩き出すドラムとか、
アンディの少しも衰えていない尖ったギターにしびれる。
電子レンジをドラム代わりに金属バットでぶっ叩きながらビートを刻むジョンとか。
最後はあんまり壊れないんで業を煮やしてのか両手で普通にぶっ叩いてたけど。
エンターテイメントから聴きたい曲はほとんどやったし、締めは to hell with poverty。
笑えたし、カッコよかったしで大満足の内容。


[1日目] fat boy slim@green stage


今年はみんなでファットボーイで踊り狂うはずだった。
すでにワインを2本飲み干しているMたちとは合流できたのだが、
集合時間になっても他のみんなはとは会えず、仕方がないのでMたちと前方へ。
で、praise youで始まったのはいいんだけど、最悪に酔っ払っているMが周りに迷惑を掛け始め、
2,3曲終わったところで彼女の方が呆れて先に退場してしまった。
ひとりで先に行くなんてありゃ相当怒ってるなーと、
Mといるせいで僕も周りの人からそのとばっちりを受けていたので、
続いて退場しようとしたら酔っ払いに引き留められるし。
ま、このまま強引に行ってもいいことはないと判断したので残っていたけど、
いままで晴れてたのに、いきなり強い雨が降り出して、そのうち酔っ払いが
自分から彼女を探しに行ったみたいで、それに続いて僕も退場。
やっとのことで酔っ払いから解放された後は、一目散にマーキーに避難。
ここでみんなが来るのを待つことにしよう。
ファットボーイが楽しかったら別にひとりでグリーンにいてもよかったんだけどね。
期待していたものとは違ったなー。


[1日目] red marquee


避難したマーキーではmercury revが終わったところらしく、閑散としていた。
しかしこの雨じゃそのうち僕と同じような難民が押し寄せてくるだろうなーと思いながら、
みんなと早めに合流しようと連絡をとる。Yさんとは合流できたのだが、他のみんなは現れる気配なし。
とりあえずこれからUSEが始まってしまうので、トイレを済ませておくことに。
トイレに行く途中でA子と合流。ちょっとホッした。
酔っ払いのことを愚痴りつつも後での合流を約束し、一旦別れる。
さすがにトイレはちょっと並んでたけど、比較的早く済ませることが出来、早めに帰還。
するところだったんだが、ワールドレストラン側からマーキーに向かう途中で泥濘に足を取られ、
転びそうになるのを回避するためにばっちりと泥の中に両手をついてしまった。
せっかくトイレから帰ってきたのに、この泥じゃどうしようもないんで*5
またトイレのところまで戻って水道の水で泥を落とすことに。
もはやこうなったらUSEなんてどうでもよくなってるんで、*6腹を満たすためにオアシスへ。
で、苗プリカレーをかきこんで、さぁみんなと合流しようとマーキーへ向かう。
集合場所の真ん中あたりに辿り着いた時点でUSEは終わってしまい、すぐにテイ・トウワが始まってしまった。
こらどうしたもんかと思ってたところでYさんから連絡が入り、マーキーの入り口のところでみんな*7と無事合流。
とりあえずvitalicまでpurple hazeで過ごすことに。


[1日目] united states of electronica@purple haze


着いた頃は普通にダンスだったのに、ライブが終わって現れたUSEのメンバーとの
写真撮影場と化してしまったせいか、Djはずっとダブがかったレゲエを流し続けた。
何だ?自分のセットぶち壊しにされてスネてるのか?オーディエンスを一切見ないし、
完全にひとりの世界に入りこんでこっちに来ようともしない。
そんなダメダメなDjが終わり、いよいよメンバー総出のUSEのDjが始まった。
いきなりflaming lips / race for the prizeで会場は大盛り上がり!!
しかも赤の短パンに水色Tを着てたメンバーが下に下りてきて前方で大暴れし出すし。
とりあえず回りにいる誰か彼かまわずと抱き合ったり、
下りてきたもうひとりのメンバーと愛し合ったり、
かと思えばむちゃくちゃに踊ったりともう訳わかんない。
で、いつの間にかそいつはいなくなってて、メンバーたちが上のブースで曲にあわせて踊り始めた。
選曲もかなりベタな感じで、しかもipodでやってるから普通に繋げてないし。
みんなで彼是どれにしようか悩んでて曲間が長いし。
何か普通にただ好きな曲かけてみんなで盛り上がるって感じで、
その学生風なノリがすごくいい感じだった。
みんな凄いフレンドリーだったし。
ってか3日目も普通に見かけたからね。
いやーUSE最高!!
曲は聴いたことないけど!!


[1日目] vitalic@red marquee


さてそんなpurple hazeに別れを告げ、いよいよ今日のメイン。
期待通り、ってか期待以上ののアゲアゲのドコドコのバキバキだった。
終始アゲアゲだから1時間はちょっと長い。30分でちょうどいいぐらい。
そのぐらいのアガり具合だった。
これちょっと今年のベストアクトか?何て思ったりしたほどだったけど、
アゲだけではさすがにベストまでは辿り着けなかったようだ。


これ終わって帰ったはずだけど、テントまでの道のりとか全然覚えてないな。
雨が降ってたか降ってなかったのかさえ思い出せない。
こうして1日目は豪雨の中完全燃焼にて幕を閉じた。

*1:民族大移動に巻き込まれるのを避けるため

*2:帰ってから爆裂世界聴いてたら、その内の1曲はカップリングだったことが判明

*3:ま、要するにインド周辺

*4:変な意味で

*5:ま、コケないだけよかったけど

*6:ってかUSEってどんな人たちなのか知らなかったし

*7:酔っ払いを除く