massive attack / singles 90/98

Singles Collection

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気がつくと safe from harm のリフがあたまの中をぐるぐる回ってる。
unfinished sympathy の胸の空くようなメロディーが退屈な一日を締める。
相変わらず karmakoma の低音は奥底にある何かを煮え滾らせている。


「うぐっ」とこらえることができたのは、大人になった証拠だろうか。
当時の僕には到底手が出せる値段ではなかっただろう。
いや、金はあったかもしれないが、massive attack のひとつの作品に
これだけの金をかけるなんて考もしなかったんじゃなかろうか。
今でだって簡単に買えるような値段だなんて全然思ってないけど、
その値段に見合うモノがここに詰まってるってことは確かだ。
そして、今それを僕が欲しているってことも。


まだ6枚目か。あと5枚もあるわ。
正直 sly のあんまり変わりばえのないバージョン違い7連発にはちょっと参ったけど、
それ以外では今のところ期待通りの内容。非常に満足。
今 protection 聴いてるけど、この雨の音の具合に、なんか radiohead を思い出す。
talk show host と bishop's robes が入った street spirit のシングルは好きだったなぁ。
そんな時期と同じような空気が流れてる気がする。
やっぱ買ってよかった。
もはやもう戻ることはないであろう*1この時期の音源が
簡単に手に入ったのはとてもラッキーだったように思う。
って某所はまだまだ在庫抱えてそうだけどね。
さて、これから1枚1枚じっくり聴いていくことにしよう。



一度ついてしまった火は思いのほか回りが早かったようで。
こんな聴くのに時間がかかるもの買ったっていうのに、
safe from harm とか unfinished sympathy やら
聴いていくうちにまたさらに火がついてしまったらしく、
マッシヴだけでは飽き足らず、今度は周辺の音を集め始めた。
このシングルボックスで打ち止めかと思ったら、まだもうちょっと続くみたいだ。

*1:mezzanineがホントにギリギリの妥協点だったんだろうから