罰
ウチがメインバンクとして取引してる銀行は、すぐ近くの銀行と、
もうひとつ電車で行かなければならない遠方の銀行と２つある。
すぐ近くにある銀行に行くのは、まぁ普通に日常の業務以外の何物でもないんだが、
遠方の銀行に行くのは、もはや自分の中では仕事とは認識していなかった。
いや、別にそこでの作業としては近くの銀行でするのと何ら変わりはないのだが、
まぁ何というか、兎にも角にもここの銀行の受付嬢がもうむちゃくちゃかわいいのだ。
はっきり言って、その娘に会うのが楽しみでそこに行ってるようなものだった。
しかし、今年の初めに人事異動か何かあったのか知らないが、
彼女は受付から中の業務へと引っ込んでしまった・・・・・。
それ以来彼女と会う機会はなかった。
だもんで、窓口でしかできない業務以外は全部機械に任せていた。
そして今日もいつも通り機械だけで業務を終わらせようと思ったら、
なんと今日は彼女が窓口に立ってるではないか！
このままここを辞めたらもう彼女と会う機会もないので、
ちょこっと挨拶ぐらいしておこうと機械での作業をやめ、わざわざ窓口へと足を運んだ。
のだが、いつの間にか彼女は中へ引っ込んでしまっていて、全然別の人が僕の応対に現れた。
−うわっ！ これじゃ全然意味ねぇじゃん。*1
あの娘じゃなかったら機械でいいんだ。*2
その方がお互い楽でしょ？*3−
機械なら１分で済むことをわざわざ互いに時間と手間をかけなければならないことをして、
しかもその行為自体が互いに何の意味も成さないっていう。
まったくこの生産性の無さと言ったら！！
さらに何か向こうのトラブルで通常２、３分で済むことが４０分ぐらいかかったし！！
・・・・・・何というか、これ完全にバチが当たったとしか言いようがない。
僕が余計な色気を出したせいで引き起こった出来事だとしか思えない。
おかげでいろんな人に迷惑をかけてしまった。
ごめんなさいごめんなさい。
もうしません。
これからは真面目に仕事やります。
