v.a / hyde out productions first collection

FIRST COLLECTION-HYDE OUT PRODUCTION

このnujabesという得体の知れない日本人アーティストが
僕の新たな扉を開いてくれたことは疑いようがない。
彼の作るトラックは前述のDr.Dreよりも、the rootsよりも、
もっと根本的なところで僕の中にあるヒップホップ
という概念を見事にぶっ壊してくれたように思う。
というか、これはもはやヒップホップと呼んでいいのかすら
よくわからないところまで行ってるような気がするけど、
まぁ、そんなことはどうでもいいのだ。
この音が、僕が好きな音であることは間違いない。

このコンピが出たのが2年前。
ちょうど僕がライナスに出会った頃だ。
あれからちょうど2年。
また新たなる出会い。
松本さんの言う、「次に革新的な音が出てくるのは確実にヒップホップ畑から」
っていうのは既に僕の中では的中してしまったってわけだ。*1
さすが店長。
ま、ライナスにはこれからもちょこちょこは行くと思う。
below the seaのスプリット出るしね。
そして、このnujabesというアーティスト。ただもんじゃないな。
彼の動向は、これからも追いかけていくつもり。

このアルバムでいちばん驚いたのがShing02。
彼のことは前から知っていたがちゃんと曲を聴くのは初めて。
はっきり言って全く期待してなかったんだけど、なんとこれがもの凄いツボだったわけだ。
トラックを作ってるのはnujabesなのかな？
ラストの春の陽気が漂ってくるようなピースフルなバックトラックに乗っかる
彼の肩の力を抜いた、自然体なラップがなんとも心地いい。
このコンビ、最高だと思う。

*1:まぁ、松本さんの言う意図とは違う形だけど