Dr.Dre / 2001 2001アーティスト: DR DRE出版社/メーカー: INTES発売日: 2004/09/06メディア: CD購入: 2人 クリック: 35回この商品を含むブログ (22件) を見る


僕がヒップホップを聴く時の理由はただひとつ。
バックトラックがグッとくるかこないか。
ただそれだけだ。
ラップがあろうがなかろうがあんまり関係ない。
大体どれが誰のラップだかわかんないし。
そんなわけで僕の聴くヒップホップってのは一般的にアブストラクトヒップホップ
と呼ばれるものがほとんどなわけだが、今回のアルバムはどうやら違うらしい。


行きつけの家のような飲み屋で流れてきたSTILL D.R.Eの
哀愁漂うバックトラックに完璧にヤラれた。
この音が延々とループしてればいいや〜的な。
カッコいい。


どうやらヒップホップ特有の、あの重いボトムの隙間に入ってくる
ピアノの音とかギターの音とか、きれいで繊細な音が僕の琴線に触れてしまうらしい。
しかもやってるのがより一層悪そうなヤツだとその効果が増すような気がする。
ボトム・プレイヤー と 隙間を埋める音 とで何らかの法則ができそうだ。


しかし今回のアルバムはそれだけではなかった。
普通にエミネムのラップカッコいいとか思ったし、メアリーなんてあの琴みたいな感じの
バックトラックと完全に融合して、花びら舞う弁天橋でお茶してる姿が目に浮かんだもの。
ヒップホップの聴き方もこれから変わってくるかもしれない。
んでよくよく調べてみると、このアルバムってビルボードで一位取ってんのね。
全然知らなかった。
ってかDr.Dreって知らなかったし。
ホント、まだまだ知らない世界があるなぁ。
それを探すのが楽しいんだけど。
この探求の旅はきっと死ぬまで続いていくんだろうなぁ。