primal scream / screamadelica

生命の賛美歌

Screamadelica

Screamadelica

嬉しいとか楽しいだとかそういう言葉ではもはや表すことができない歓喜の極地に
あるような揺らめ動くざわざわした感情に誘われるがままに踊りだしていた。
地球の内側から打ち付けるような原始的なビートが鳴ったかと思えば
彼はもう太陽よりも高いところに行ってしまっていた。僕は僕で、
宇宙の裏側から上ってくる太陽の眩いきらめきを瞼の裏で感じながら、
無限に広がる宇宙空間をただゆらゆらとなすがままに漂っていた。
そしたら、彼は一緒に行こうって。
あの全てを包み込むような真っ白な光の中へ。
自分の意思とは無関係に世界がぐるぐる回り続けている。
現実の世界とは別の世界が頭の中で広がっていくみたいだ。
昇りきった後は、ただ落ちるだけ。
なのに、朽ちていくことさえ世界の一部だと。
生きることの一部だと。



“Yeah, I know their feel”



このアルバムって人間が知覚できる限界の世界を描いてる。
あらゆる感情とか感覚とかが限界を超えたその先に見えるもの。
久々に聴いたけど、なんちゅうアルバムだ。
世界が詰まってる。
一体'91年に何が起こったっていうんだ?!