kimura saiko + asuna / holland

holland



この人の作品が今でも僕の中で需要があるのは、
決してある一線を越えないからなんだと思う。


lucky kitchenから正式な1stをリリースして以来動きを見せないasuna。
最近はコンピへの参加やao to aoからMIXCDRを出すぐらいしかしてないみたい。
この人の作品は同世代として*1非常にシンパシーを感じる感性に満ち溢れていて、
特に“ organ leaf ”は自分の中の流行り廃りに埋もれず
タイムレスな輝きを放つ、ホントに素敵な作品だったと思う。


で、これはasuna作品のアートワークを手がける木村彩子とのコラボ作。
木村のオランダ旅行がテーマになっていて、お土産に買ってきたオルゴールや
おもちゃで演奏されたものをasunaがエディットした作品らしい。
ま、彼の場合、素材自体彼が演奏してるかどうかよりも、その素材をどう
処理してるかなので、実質的には久々に聴くasunaの作品ということになる。


やっぱり好きだなぁ。この人の音は。
音に感化されていくらでも浮かんでくる情景がある。
M3が描く日常なんか特に。
こういう感じの音楽を聴くことはほとんどなくなったけど、
1年に1枚ぐらいはこういうの聴いて浸るのもいいと思った。

*1:確か'80年生まれだったはず。浅野いにおとかもそうだな。