sigur ros / takk...

Takk (Dig)

人は何で、目に見えない何か大きな力
みたいなものに頼りたがるんだろうか。
いや、縋ると言った方がいいかもしれない。
希望という体のいい名にすり替えた、
自分自身の人格に対する絶望みたいなもんだろうか。
よくわからない。

とにかく高いところで鳴ってる。
ずーっと、ずーっと高いところで鳴ってる。
荒廃してた大地はもうきっと緑でいっぱいになったんだろう。
枯れ切っていた木々は新緑で覆われ、
小鳥がたくさん鳴いていることだろう。
枯渇していた大地に新たな命が芽吹き、
ちょうちょがたくさん飛んでいることだろう。

今日、帰りの電車の窓からとってもきれいな夕日が見えたんだ。
とってもきれいな。

“不倫相手の妻殺害をネット依頼”“バグダッドで200人以上死傷”“ガザ撤退 イスラエル与党内紛”“カバ最大生息地コンゴで激減”“安達、できちゃった婚で会見”“成田夢露が独立「今井メロ」に”“新生児65人に1人は体外受精児”“DEEN セルフカバーでベスト盤”“里谷に処分科さない方針”“カズ、シドニー打診に魅力”“在外邦人の選挙権制限は違憲”“米 被災の老人置き去りで逮捕”“回転ずし 中東に初の本格進出”“Do As Infinity 電撃解散へ”“監禁被害者が小林被告を提訴”“清原が始動、ピアスは右だけ”

世界は相変わらずこんなニュースで溢れていて。
それでも、僕は相変わらずエアコンの入った部屋で、ひとり音楽を聴いていて。

明日もまた、音楽が聴けますように。