’05.6月の現状2全曲ひと言ふた言解説*1


前のもやろうと思ったんだけど、とりあえず今回はこっちで。


hjú:Mer / EGO-WRAPPIN’
まぁ何というか、かませ犬的要素は否めない。
何かいいクッションないかなー、って探してたら
あ、実はこの枕ちょうどいいんじゃん? みたいな。


Green Grass Of Tunnel / Múm
このどうしようもなく居た堪れない感じは、いつも新鮮で。
胸が苦しくて、息が出来なくなってしまいそうだ。
別に選ぶつもりじゃなかったのに、何気なくリストに入れてしまったら
知らないうちに核になってしまっていた曲。
今回のテーマの象徴でもある。ことに気づいた。


finger / EGO-WRAPPIN’
誰もいない、静かな午後の一室でたたずんでいる。
教室でもなく、ベッドルームでもなく、リビングあたりがいちばんしっくりくる。
窓際にあるイスと、そこから延びたテーブルの一部が、部屋に差し込んでくる
やわらかなひかりに照らされ、そよ風にはためく白いレースのカーテンと共に
霞がかった眩しげな風景を作り出している。
そんな澄み切った空間に響き渡る、透き通ったうたごえ。
ずっと、ここに浸っていたい。


なみだ と ほほえむ / 原田郁子
なんだかこの辺にグッっときてしまう感動的な曲。
ギュッっとつかまれるんじゃなくて、キュッっとする感じ。
ソロの曲の中ではバンドの音が多い方だけど、
本家みたいにアクが強くなく、自然な演奏が心地いい。
何より本人が自然体でうたってる感じが、すごくいい。
このくらいが今の自分にはあってる。


Moonlight Journal / EGO-WRAPPIN’
今までの室内のイメージとは違い、もっと奥が深い、夜の開放感。
この曲で思い浮かぶのは、藤城清治の影絵の世界*1
周りの家々に灯った明かりが、影絵の世界を演出している。
夜空の下、屋根の上に腰掛けてる女の娘。
お気に入りの花柄のワンピース。隣には相棒の黒ネコ。
足をぶらぶらさせながら、今夜の夜空を見上げてみる。
ああ、月の光が眩しいほどに明るい。
こんな夜は、いつもここでこうしているんだ。


やさしい気持ち / Chara
喜びと優しさと寂しさがいっぱいいっぱい詰まった曲。
歓喜の輪が出来た瞬間の感動と。
その輪の中にいることの幸福と。
それが永遠でないことの現実と。
寂しさがあるからこそ、感動的なんだと。
体がノッてしまうようなビートがある曲は、
浮いてしまうんじゃないかと心配してたけど、
全然そんなことなかった。
今回もやっぱりEGO→Charaのラインはお気に入り。


今日はここまで。
って次回あるかどうか未定。

*1:子供の頃、母親が見ていた雑誌に彼の影絵が毎回載っていた。そのかすかな記憶が浮かんでくる感じ